健康カレンダー


69] 2018/ 1/ 5(Fri) 18:04:44

(月刊かみいな健康カレンダー 2018年 1 月号掲載)

「尿酸うんちく」

連日の忘年会が終わり、正月のご馳走。それに続く新年会。
健診で尿酸値が高いといわれている方、痛風発作を経験なさってる方にとっては気になる季節です。尿酸って悪者?ではなくてプリン体の代謝産物ですね。プリン体は体を作っている細胞の核の構成物質です。また、体が使うエネルギー源のATPという物質にもプリン体が必要で、体にとっては非常に大切なものです。もともと体内に多く存在しますが、7-8割は体内で作られており、残りを食材から摂っています。重要だからいっぱい摂らなきゃなんて、どうなるかは考えなくてもお分かりですよね。過剰になれば体から外に捨てようとします。肝臓で壊されて尿酸という形になって尿や便から体外へ排泄します。飲み会で食べた肴でプリン体が増え尿酸が増えているところに飲んだアルコールを分解するのに増える尿酸、脱水傾向になり尿量低下が合わされば血中の尿酸値が上がらないわけがありません。ところが、発作を起こして来院する人の中には「おかしいな、昨日はそんなに飲んでないのに」という方もいらっしゃいます。聞けば、汗して肉体労働や筋トレをしたと。無酸素運動はATPを多量に消費し再利用できなくなり、分解された結果尿酸値が上昇したと考えられます。普段尿酸値が正常の方も飲酒の後に肉体労働なんかすると尿酸値はあがっているということですね。
痛風発作を起こしたことがある方とない方の治療目標は少し違います。関心ある方は医療機関でご相談してみてください。
(Y.I)


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